2012年4月13日金曜日

有期雇用改革と「多様な正社員」モデル実現のための、2つの課題(byNPO法人POSSE代表) - Togetter

今朝の朝日新聞朝刊の生活欄「働く」に、「正社員でも使い捨て 若者搾取する企業見抜け」というタイトルの記事で、NPO法人POSSE代表の今野がインタビューを受けています。結構大きな記事です。 http://t.co/JOQSacre
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magazine_posse 2012/04/06 10:39:32
magazine_posse
「最近、増えているのが、正社員で採用すると言われるが最初の半年や1年は契約社員というパターン。『今、自分が非正社員か正社員か分からない』『いつまでも非正社員のままで約束と違う』といった相談が多い。正社員と非正社員が融合するような状態」http://t.co/JOQSacre
magazine_posse 2012/04/06 10:49:48
magazine_posse
「かなり悲惨な形で会社を辞めさせられる例も多い。」「企業は正社員も景気の調整弁として扱うようになっている。たとえば、ある大手企業は本社の総合職で採用した新卒者を入社と同時に集団で子会社に出向させて、辞めるまでひたすら雑用をさせた。」http://t.co/JOQSacre
magazine_posse 2012/04/06 10:52:23
magazine_posse
「医療費や教育費の国民負担を減らして、最低賃金でもフルタイムで働けば、子供が育てられる社会にする必要がある。そして、若い人間の将来を奪うような働かせ方をする企業は、たとえ巨額の利益をあげていても非難される社会にしていくべきだ」http://t.co/JOQSacre
magazine_posse 2012/04/06 10:57:16
konno_haruki
今日の朝日新聞30面で大きく取り上げていただきました。非正規についてのインタビューです。非正規についてもかなり話したのですが、紙幅の関係で、むしろ若年正社員の変化の話が取り上げられました。また、最後の記者の解説がとてもよいです。「正社員加は万能の策ではないと感じずにはいられない」
konno_haruki 2012/04/06 15:08:17
konno_haruki
最近、勇気雇用法案の絡みで、非正規雇用関連の取材や原稿依頼が増えて来た中で、あらためて日本の雇用政策がどうあるべきかを考えさせられている。特に有期雇用法案が、期間制限を越えた場合に、正社員化を義務付けていながら、既存の正社員と同じ待遇ではなくてよいとしている点が重要である。
konno_haruki 2012/04/06 15:12:45
Content from Twitter
誤字:勇気雇用法案→有期雇用法案
konno_haruki
なぜなら、この条項は、非正規雇用だけではなく、正社員まで含めた問題を提起しているからである。つまり、非正規雇用並みの待遇の無期雇用、というカテゴリーの増大を意味する。この間政府の審議会でも、「正社員の多様性」は基本的なトピックの一つになり始めている。「正社員の多様化」には賛同する
konno_haruki 2012/04/06 15:16:02
konno_haruki
問題は「正社員の多様化」の中身である。政府の審議会では、現状の「多様化」が労使の選択肢を増やすものと手放しで評価しているが、これは間違いである。主に二つの弊害がある。一つは、選択肢が増えるのではなく、一方的に厳しい条件が押し付けられているということである。もう一つは、福祉の脆弱性
konno_haruki 2012/04/06 15:18:55
konno_haruki
正社員の変化が、80時間残業を含みこんでの「基本給」20万円や、若いうちにいくらサービス残業をしても給与はあがらず、使い捨てられるといった、ただ「低処遇」になったことを多様化ということはできない。禁選定名処遇が低くなることがまったく悪いわけではないが、同時に責任を低くすべきである
konno_haruki 2012/04/06 15:20:24
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誤字:禁選定名処分→金銭的な処遇
konno_haruki
長時間労働で、昇給もなく働き続ければ、途中に立ち行きなくなる。身体を壊してしまうこともある。つまり、「使い捨て」である。これが第一の問題。残念ながらこれが「正社員の多様化」の大きな部分を占めているだろう。
konno_haruki 2012/04/06 15:21:36
konno_haruki
第二に、仮に「多様な正社員」の内容が、日本型雇用の変形として、年功賃金を伴わず、低処遇のままに、且つ勤務地などが限定され、責任も低く、過労死の危険も少ない正社員の場合があるとしよう。この場合には、まさに「低処遇」故に、家族を構成し、世代を再生産できないという問題が生じる。
konno_haruki 2012/04/06 15:23:01
konno_haruki
実際、こうした低処遇の正社員、つまり「限定正社員」こそが、政府の審議会で念頭にある「多様な正社員」の像であろう。そして、今回の有期雇用法案で念頭におく、正社員転換は、まさにこうした「限定正社員化」であるものと考えられる。だが、この賃金では単身者はよくても、世帯の維持はできない
konno_haruki 2012/04/06 15:24:49
yas_igarashi
こんの先輩、いいことゆうとるんだから、誤字は少なめにお願いします…
yas_igarashi 2012/04/06 15:26:50
konno_haruki
したがって、「限定正社員」という新しい働き方、多様な正社員が可能になるためには、低処遇でも世帯を構成し、盛大を再生産するだけの基本的福祉政策が必要だということである。この間つとに思っていることは、何でも雇用の「待遇」の問題ではないということ。福祉+雇用で再生産できればよいからだ
konno_haruki 2012/04/06 15:35:58
Content from Twitter
誤字:盛大を再生産→世代を再生産
konno_haruki
 あ、また誤字・・
konno_haruki 2012/04/06 15:36:25
konno_haruki
以上をまとめると、非正規雇用改革と連動する「多様な正社員」という雇用モデルを現実的なものとするためには、二つの課題がある。第一に、低処遇の条件が、責任の緩和、言い換えると「指揮命令権の限定」と結合することである。第二に、低処遇でも世帯を構成するために、福祉政策が拡充されること。
konno_haruki 2012/04/06 15:39:51
konno_haruki
私のイメージでは、この二つの条件を満たす内容は次のようなものになる。労働に関しては、「いじめない」「簡単にはやめさせない」「過労死ラインの長時間労働はさせない」「違法行為はしない」、これだけ。極めて低いもの。そして福祉に関しては住居、医療、教育が現物・無料が十分生活できる。
konno_haruki 2012/04/06 15:42:19
konno_haruki
実際、私たちがうける労働相談は、殊遇の水準に関するものはほとんどない。若者が今、何に困っているか? と問われれば、一言で言って「この先どうなるかわからない」ことである。会社では「何をされても仕方ない」ことが、一番の恐怖なのだ。だから、「いじめない」「やめさせないだけでぜんぜん違う
konno_haruki 2012/04/06 15:43:57
konno_haruki
「いじめない」「やめさせない」その代わりに、低処遇で、何とか雇用をつなぐ。これで足りないところは国家が福祉で補う。このくらいのコンセンサスがとれないものだろうか?これだけで、若者は将来を見据えて生活を建設し、子供を育てることができるようになるはずである。
konno_haruki 2012/04/06 15:44:54
konno_haruki
このまま「先が見えない」中で一段と少子化が進めば、社会保障費と現役世代のバランスがさらに崩れ、財政もますます危機へと落ち込んでいく。ここで世代を再生産できるように思い切って転換した、「雇用と福祉のモデル」を構築するしかないのだ。それだって効果は20年後。すでに遅すぎるくらいである
konno_haruki 2012/04/06 15:47:39
konno_haruki
さらにいうと、このモデルが今、もっとも実現できる可能性があるのは被災地である。なぜなら、被災地では被災者限定ではあるが仮設住宅として住居が保障されている。だから、被災者の生活再建を低処遇かつ長期雇用、+住居保障で実現するならば新しいモデルのさきがけとなるだろう。
konno_haruki 2012/04/06 15:49:02
konno_haruki
被災地でのこうした雇用+福祉モデルの実現の鍵を握るのは、間違いなく地元企業である。特に、中小企業。彼らにとっても、低処遇で長く働いてもらって、かつ従業員がまともな暮らしができることは、望ましいことのはずだ。だから、いっしょになって政府に福祉政策を提言する側にまわってほしい。
konno_haruki 2012/04/06 15:50:24
Content from Twitter

konno_haruki
地元企業が「いじめない」「やめさせない」低処遇を堅持し、政府に福祉を被災者と共に要求する。こういう構図にできないものだろうか。ながらく日本は福祉を要求する勢力が不在であった。企業福祉と企業補助金が「充実」していたからだ。だが、低処遇正社員と中小企業には福祉こそが必要である。
konno_haruki 2012/04/06 15:51:57
konno_haruki
こうした「現実感」の下に、新しい政策推進の連帯=非正規・低処遇正社員・中小企業、という構図をつくれないものだろうか。いずれにせよ、有期雇用改革を考える中では正社員の変化、福祉の充実、これらを実現する新しい政策推進の社会的連帯、といった問題まで含みこんで考える必要がある。
konno_haruki 2012/04/06 15:53:28
konno_haruki
ふー。最近考えていたことを一気に吐き出しました。それにしても、あの朝日新聞の記事の写真・・もう少し何とかならなかったのだろうか。記者の方は、かなりの枚数とっていたのだが・・。話しながらとったり、いろんな方向をむいてとったり、いろいろ協力してがんばったんだけどな・・
konno_haruki 2012/04/06 15:56:36
magazine_posse
今朝の朝日新聞にインタビューが掲載されたPOSSE代表・今野晴貴 @konno_haruki の補足ツイートをまとめました。/有期雇用改革と「多様な正社員」モデル実現のための、2つの課題(byNPO法人POSSE代表) http://t.co/zXNWtq0L
magazine_posse 2012/04/06 16:21:57
kwmr_posse
勇気雇用(→有期雇用)や禁選定名(→恐らく金銭的な)が出回っていく…。 QT @magazine_posse 朝日新聞にインタビューが掲載されたPOSSE代表・今野の補足ツイートをまとめました。 http://t.co/wZjqXl78
kwmr_posse 2012/04/06 16:55:29
konno_haruki
単純に言って、経営者からしても、このままではたち行かないのはわかっているのはわかっていると思うんだよね。無理矢理働かせる方だって、楽ではないでしょうに。海外に逃避できるグローバル企業はともかく、国内で活動するしかない企業は、労働者といっしょに福祉政策を求めていくしかない。
konno_haruki 2012/04/06 17:23:00
munetomoando
読みました。>有期雇用改革と「多様な正社員」モデル実現のための、2つの課題(byNPO法人POSSE代表) http://t.co/krc8DU0Y
munetomoando 2012/04/06 19:35:43
munetomoando
ちょっと疑問があるな。
munetomoando 2012/04/06 19:36:32
munetomoando
いまRetweetしたコメントなどは事実誤認では?有期雇用の無期転換を義務づけるのと,正社員化の義務付けとは違います。これは例えば有期契約だが直接雇用でパートだった労働者は,無期転換により,無期で直接雇用のパートになるという意味でしょう。フルタイムに転換されたら労働者も困ります。
munetomoando 2012/04/06 19:40:16
munetomoando
このコメントについても,昇給がないというのは語弊があるように思います。いまの非正規雇用でも昇給はあるケースもあるわけで,いかに良い条件を実現するかを考えるべきなのに,頭から否定的に扱ってしまうと改善が進まないのでは?
munetomoando 2012/04/06 19:43:13
munetomoando
「単身者は良くても、世帯の維持はできない」というのは,男性正社員と専業主婦モデルに捕われすぎているのでは?共稼ぎで生活と子育てができるような働き方・暮らし方を考えるというのではダメなのでしょうか。
munetomoando 2012/04/06 19:45:37
munetomoando
雇用と福祉の連携は賛成。これまで企業による労働者の保護に過度に偏っていた。最低賃金の議論なども,企業から受け取る賃金だけで家族も含めて生活できるなどということを当然視する向きもあった。しかしそうすると子だくさんの家族の時給は高くすることが求められる。それで本当に納得感はあるのか?
munetomoando 2012/04/06 19:48:49
munetomoando
と,こんなことを軽く酔った頭で感じたので投稿してみました。あとで読み返して問題があれば再度投稿します。
munetomoando 2012/04/06 19:49:42
konno_haruki
まあ、当然そうですよね。「世間の認識」に準拠してかきました。一般的に「正社員化」が「解決策」とされており、その際の「正社員」というのが、日本型雇用を指している状況にあえてあわせました@munetomoando 有期雇用の無期転換を義務づけるのと,正社員化の義務付けとは違います
konno_haruki 2012/04/06 20:31:17
konno_haruki
これも、そのとおりですね。正確には日本型雇用ではないということです。男性正社員による全面的な稼得モデルに当たらない、ということをいいたいために書きました。正確に書こうとすると紙幅がたりません@munetomoando 昇給がないというのは語弊があるように思います
konno_haruki 2012/04/06 20:33:28
konno_haruki
ここがとても難しいところだと思います。「共稼ぎ」がモデルだと、シングルで育てるのが難しく、DVの温床も除去できません。だから、可能な限り普遍的福祉を大きくほしい@munetomoando 共稼ぎで生活と子育てができるような働き方・暮らし方を考えるというのではダメなのでしょうか。
konno_haruki 2012/04/06 20:36:29
munetomoando
こんにちは。POSSEを興味深く拝見しています。真に労働者のためになる取組みだと感じています。でも応援しているからこそ,誤解を招きかねない言論にはコメントするべきだと考えました。分かりやすさと正確さの両立は難しいと思いますが,頑張ってください!RT @konno_haruki
munetomoando 2012/04/06 20:38:09
konno_haruki
もっとも望ましいのは、単身者が生活できる賃金水準で子育てが可能だという状態だと思います。これが多様性=低い責任と低処遇の組み合わせの条件でしょう@munetomoando 「単身者は良くても、世帯の維持はできない」というのは,男性正社員と専業主婦モデルに捕われすぎているのでは?
konno_haruki 2012/04/06 20:39:46
munetomoando
これも理解できます。しかし原則としては,リスク分散のためにも,共稼ぎが基本となるべきだと考えています。第一次産業が主流だった昔はそうだったわけですし。その上で,一人親世帯の援助の話は別に考える必要がありますね。RT @konno_haruki
munetomoando 2012/04/06 20:40:37
konno_haruki
まあ、現実的には当面「共稼ぎ」でそこそこの収入を確保し、労働時間や責任を限定して、一定の時間子育てをできるようにし(保育の公的費用が減ります)、教育費や住居を福祉によって改善することで、なんとか再生産できるモデルを目指すべきだと思います。長期には単身でも育てられるレベルの福祉へ。
konno_haruki 2012/04/06 20:44:56
munetomoando
本来は,子育て費用を公的補助により負担することで生活費から切り離してしまえば,単身者でも子育て可能になりますね。そのうえで「一人口は食えぬが二人口は食える」という言葉もあるように,共稼ぎならばさらに余裕を持って生活できるようになれば良いですね。RT @konno_haruki
munetomoando 2012/04/06 20:45:11
konno_haruki
ありがとうございます。大変勉強になりました。意図を正確に表現するのは、本当に難しいと実感します。特に、男性稼ぎ手モデルのようにも取れる表現だったことには、強く反省しています@munetomoando 応援しているからこそ,誤解を招きかねない言論にはコメントするべきだと考えました
konno_haruki 2012/04/06 20:52:54
munetomoando
こちらこそありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。RT @konno_haruki: ありがとうございます。大変勉強になりました。意図を正確に表現するのは、本当に難しいと実感します。特に、男性稼ぎ手モデルのようにも取れる表現だったことには、強く反省しています
munetomoando 2012/04/06 20:57:34